生命保険が高い理由とは?

生命保険が高い理由とは?

そもそも皆さんが保険料として支払っているお金は、「純保険料」と「付加保険料」です。「純保険料」は、商品の「原価」に相当する部分であり保険各社でそう大きな違いはありません。一方、「付加保険料」は、「経費」に相当する部分で生命保険会社で大きな違いがあります。内訳は明確にされていませんが、社員の手数料・代理店の手数料・宣伝広告費その他経費・保険会社利益等々を含んだ適正な価格のない料金で占められた部分です。

インターネットで契約できる保険会社と外交員主体かつテレビCMを大量に放送しているの大手生命保険会社では、どれくらいの料金格差があるのでしょうか?ライフネット生命保険が商品の内訳を発表していますので、それを参考に一例を提示します。同種の定期保険での比較です。

○ ライフネット生命:年間保険料 約4万円(付加保険料1万円と内訳を発表)

○ 某大手生命保険会社の同種定期保険:年間保険料 約倍の8万円

大手は内訳を明示していないので、以下は推定ですが、原価部分がほぼ同等と仮定すると、付加保険料は5万円と言うことになります。付加保険料の差では、年間40万円、20年以上に契約が及べば簡単に100万円単位の保険料の差になってきます。ここまででも、冒頭に伝えた「車1台分損している」事の一部は理解して貰えると思います。

でも、誤解しないで下さい!

決して「大手よりインターネット生命保険が良い」と宣伝することが、本旨ではありません。あなたが如何に実態のない無駄な部分にお金を生涯払い続けているかを理解して頂きたいだけです。では、なぜ複雑なんでしょう?

答えは簡単です!「高いことが分かりづらいから」複雑にしているのです。特に、多少知識があると思っている人は、自尊心の為にわかったふりをして、無駄な付加機能付きの保険に加入しがちです。本来は、自分の分かる範囲、利用できる範囲の保険に止めるべきなんです!

保険のプロと同じ土俵で戦っても勝ち目がないことを理解して下さい。自分が分かる範囲の保険なら、あなたが用意した同じ土俵で話が出来るのですから・・・

例えば、「医療保険」の付加機能を見て下さい。「退院一時金」、規定期間入院しなかったら「10万円の健康お祝い金」、「日帰り給付金」等々、まさかあなたの保険に付いていませんよね?

★  「退院一時金」がないと明日から生活できませんか?

★  「健康お祝い金」がないと生活水準が変わりますか?

★  「日帰り給付金」がないと食べていけませんか?

どうでしょう?あったらいいけど、なかったら困る機能がありますか?こんな、「あったらいいな」の機能の為に保険金がどんどん高くなっているんです。さらに悪いことに、付加機能一つ一つの適性価格は分からないのに・・・そんな物にお金を払い続けているんです。一生涯に渡って・・・

保険とは、「自動車保険」に顕著なように「貯金では対応できない、緊急に大金が必要な時」に本当に必要な物ではないでしょうか?

とすると、「医療保険」では、「よっぽどの長期入院でないかぎり、入院に備える保険は必要ない。」 といえるのではないでしょうか?少なくとも、あったらいいなの付加機能はいりません!

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